屋根板金工事についてMetal Roofing
屋根板金とは
「屋根板金」は普段あまり耳にしないため、何をさすのかピンとこない方もおられると思います。
「板金」とは金属を加工して板状に薄く打ち延ばしたもの、また金属板を加工することを指します。こちらは車の修理などで耳にされたこともあるのではないでしょうか。
この板金、私たちの暮らしを守る屋根にも使われています。
金属屋根材もこの板金に相当し、その他の屋根の様々な箇所に板金は使われています。屋根の板金は、雨水が内部に侵入しないように守る大切な役割があります。
主な屋根板金の種類
棟板金(むねばんきん)

スレート屋根や金属屋根の頂点にある板金を「棟板金」といいます。
屋根の面と面が合わさる接合部分を覆うことで内部に水が入らないように守っています。この棟板金を抑えている釘が熱膨張により築7~10年で浮き始めます。また棟板金の下地である貫板も劣化原因です。
釘や貫板が劣化したまま放置していると、棟板金は高所にあるため風の影響を受けやく、台風などのあとに浮いたり剥がれたりすることがあります。
谷板金・谷樋

屋根には屋根と外壁との隙間など様々な場所に雨漏りを防ぐための板金部材が使用されておりそれを「水切り」と呼びます。水切りは使用する場所によって種類が異なります。
「谷樋」とも呼ばれる「谷板金」もその一つです。「谷」とは、二つの屋根のつなぎ目で谷状になっており、水が溜まりやすい部分を指します。そこに屋根の雨水を流すために板金で作った樋のことを「谷板金」や「谷樋」と呼びます。その性質上、雨漏りの原因になりやすい箇所です。
破風板(はふいた)

「破風板」とは屋根の妻側(雨どいの付いていない屋根の横部分)に山形に付けられた板のことです。以前は文字の通り木材の板で作られていましたが、近年では耐久性や防火性に優れたガルバリウム鋼鈑などの金属製、もしくは窯業系不燃性の破風板が多く使われています。
破風板の耐用年数は20~30年ですが、常に風雨や紫外線にさらされており劣化するため、メンテナンスが必要です。
早めの補修の際は塗装を行います。劣化した木質系の破風板にガルバリウム鋼板などの金属板を巻きつけて耐久性を高める補修方法もあります。破風板の下地まで傷んでいる場合は交換になります。
屋根板金は屋根を雨漏りから守る大切な場所です。雨漏りの原因が屋根板金の劣化というケースも非常に多いです。
屋根板金の修理や点検は畠山工業にお任せください。屋根で何か気になることがあれば相談・調査・見積は無料ですのでお気軽にご相談ください。